私の気持ち

私は昔話を語るストーリテラーの活動をする母に、幼い頃からいろいろな昔話を聞きかせてもらいながら育ちました。
母性本能の強かった私は大人になったら大好きな人の子を育てたいという夢を小さな頃から抱いていました(笑)しかし10代半ばごろから日本の各地で起こる不可解な凶悪事件から、いくら自分が子どもを愛して育てても無差別に犯罪に巻き込まれる世の中では子どもを生みたくないとも感じるようになっていました。
その後いろいろな経緯を経て最愛の夫に出会い、長女を授かりました。生まれた長女を前に思春期からいだいていた育児への不安が解消されていないことを感じいろいろな育児講座に参加しました。
そして長女が1歳になる頃に出会ったのが遠藤氏の子育ち講座。この理論を聞いたときに「あっこれだ!」と今まで頭の中にあった「人が育つ」ということに対する思いが、一本の柱になったのを今でも覚えています。
遠藤氏の子育ち理論をもとに「日課の安定」を遂行する毎日の中で「日課」の大切さを身を持って感じ、子に対する対応策では「指示とまね」を徹底。すると子の本来の姿が面白いようにみえるようになりました。
現在は長女17歳・次女14歳になり、10年ぶりに第3子に恵まれ、その息子はもうすぐ4歳になります。子育ち理論では10歳(9・5歳)がひとつの大きな節目となるのですが、無事に「母親を卒業」させてもらい二人の娘に対しては「母」として、息子に対しては「母親」として今も「母親業」をこなしています。
「遠藤式子育ち理論」は生活重視の理論です。周りの環境がどんな風であれ、とにかく母親が淡々と[生活]をする。母親は子に寄り添い、一緒に生活を遂行する。子が「生活」において必要なことを子自身でできるように寄り添うという方法を使い、進めていくもので「日課・まねと指示・リビングに子ども空を・ありのまま」の4本柱を持つ理論です。それには日課の安定が大前提で、必要以上に連れまわすことは子が育たないことに繋がります。
現在たくさんの育児論が提唱されていて何を選択し、大切にしたらよいのかわかりにくい環境になっていると思います。だからこそ私はシンプルで実践しやすい「遠藤式子育ち理論」をもっと知っていただき、一人でも多くの子どもたちがありのままの自分で育っていけるようになってくれたらと思っています。

遠藤式子育ち理論研究所  代表 ひがしりつこ